おしえてわんこ 仙台|しつけ・食事

ドッグライフを快適にするために簡単なしつけは重要です。
犬の食事は規則正しい時間とお決まりの場所を守ってあげてください。

1 しつけ

躾け

人間と伴に楽しく暮していくには、しつけは必要です。家族の一員として人間生活に順応させてあげる訓練なのです。犬は本来群れで生活する生き物です。その習性から家族の中からリーダーを選びそのリーダーの命令には服従します。ですから、人間は犬が絶対に服従するリーダーにならなくてはいけません。ただ可愛い可愛いと犬の我ままを聞いてると、その犬は自分がリーダーと思い込み、気に入らない事があったりすると咬んだり要求吠えを続けたりするようになってしまいます。これは人間にとっても犬にとっても大変不幸な事だと思います。

スワレ・マテ・フセ・コイ(おいで)

最低限覚えさせたいしつけです。生後2~3カ月目の仔犬の頃からしつけを始めます。この時期に習慣になったことは生涯通じて忘れないといいます。遊びの中や食事前など仔犬が集中出来る時に、一回5分位で根気よく日々続けることが大事です。スワレ・マテ・フセ・コイ等の合図(言葉)は家族全員で統一し、上手にできたら「よしよし」と褒めてください。

トイレ

室内飼いの場合は、我が家に仔犬が着いた時から「トイレ」がどこにあるか教えてましょう。仔犬は、目が覚めた時、食事の後、遊んでいる最中に尿意をもよおすようです。急に床をクンクン嗅ぎ始めたり、クルクル回り出したりする瞬間見逃さず「トイレ」のある場所に連れていきましょう。上手にできたら「よしよし」と大袈裟に褒めてあげて下さい。極々少量のご褒美(オヤツ)を与えるのも良いでしょう。よく「しつけ本」を見ると、「トイレは2〜3週間で覚えます。」等と書いてあったりしますが、個体差によります。必ず覚えますから、根気よく教えてあげてくださいね。大事なことは、「失敗させない」ことです。そして、失敗しても叱らない、知らんぷりしてサッサと片づけます。ここでむやみに叱りつけると「おしっこ=良くない事」となり、決められたトイレどころか、隠れて人が見ていない所でおしっこをするようになってしまいます。

【ハウストレーニング】

 ハウストレーニングとは犬にとって安心して過ごせる自分の居場所、ベッドなどを教えることです。クレートやサークル、犬小屋などをハウスとして用意して、「ハウス」というコマンドで犬がその場に行きおとなしくしていることを教えるのです。安心できる、ゆっくり休める場所だと犬に思わせることで、車での移動の時でも中に入り、安全に目的地に着くことができますし、来客の時に中でおとなしくさせておくこともできます。それと合わせて、小型犬の場合は「キャリーバッグ」に入る練習も

【タッチング】

 タッチングとは、犬が人間にいろいろなところを触られても嫌がらずにいられるためのしつけです。家族はもちろんですが、外出先ではいろいろな人がよってきて触ったりします。なかには、犬にとって嫌な部分を触る人もいるので、触られることに馴れさておくことは、咬んだり吠えたりのトラブルを防ぐために重要です。特に、足先や尻尾、耳、口先など過敏なところを触られても平気にしておくことは、動物病院での診察や療治、爪切りや耳掃除などのグリーミングのときなどをスムーズにさせることになります。

2 食事

フードの種類

月齢・年齢に合ったドッグフードを与えてください。いろいろなタイプのフードがありますが経済的にもドライタイプがお勧めです。手作りの食事に比べ必須アミノ酸やビタミンなど総合的なバランスがとりやすいです。今は合成保存料等を使っていないナチュラルなフードがあります。ブリーダーでもペットショップでも、そのコが今まで食べていたフードを必ず聞きましょう。家に来てしばらくは、同じフードを与えた方が安心です。

回数

月齢2ヶ月から6ヶ月までは一日量を3~4回に分けて、6ヶ月以降は2回に分けて。ただし「食が細い」などの個体差がありますので、6ヶ月以上でも一日3回に分ける等加減が必要です。

与える量

メーカーごとに給与量は違うので、パッケージに記載されている量を参考にしてください。大概は一日量として表示されているので、一日の与えている回数分で割った量が「一回分」です。また、給与量は比較的多めに書いてある傾向があります。

共通点

しつけと食事の両方に関係がありますが、人間の食事を与えないようにしてください。特に人間が食事をしている時そのテーブルから直接分け与えたりすると、人間が食事をする度に「自分にもくれっ!」と要求吠えするようになってしまします。「可哀想だから・・」と一回でも与えてしまうと、「吠えればもらえる!」とすぐ覚え(こういう事はすぐ覚えます)しかも、誰も見ていない時などテーブルに上がって盗み食いまでするようになってしまいます。だってこのテーブルには、自分が食べていいモノがあるから・・ということです。

余談・・・私事ですが、我が家ではワン達はりんごが大好きです。自分たちがりんごを剥いて食べる時、決してテーブルから直接「おすそ分け」はしません。ワン達の「食器」に入れ(面倒くさいのですが)床に置いて与えています。そうすると、テーブル食卓にあるものは、自分たちには関係ないと思って、欲しがったり吠えたりはしませんね。このしつけは大成功だったと思っています。